吐き気
吐き気
吐き気は脳の嘔吐反射中枢が刺激されることで起こる症状で、嘔吐感だけでなく、腹部全体の不快感や食欲不振、めまいなども含まれます。吐き気の後に起こる嘔吐は、体が有害なものを排除する防御システムであり、これにより有毒なものの吸収を防いでいます。
消化管に起こった問題から発生することが多く、他にも乗り物酔いや妊娠中のつわり、薬剤によって起こるもの、そして眼や心臓、脳に原因がある場合も考えられます。
大きく分けて病気が原因のものと、そうではないものがあります。消化器に起こる病気によるものが多いためまずそれをご紹介し、それ以外の病気によるものについては特徴的な他の症状も含めてまとめています。最後に病気が原因ではない吐き気についてご紹介しています。
吐き気が起こる副作用はとても多く、アレルギーによって吐き気が起こっている場合もあります。原因となる薬剤の服用を中止してすぐに主治医に相談し、吐き気が起こりにくい薬剤に替えるなどを検討しましょう。
ストレスなどによる吐き気や嘔吐です。拒食症や過食症による嘔吐も含まれます。吐き気や嘔吐を起こす病気がないことを確認した上で、ストレスなどに心当たりがないかをうかがい、症状を改善するための方法を相談して決めていきます。少しでも症状を軽くするために、気兼ねなくご相談ください。
吐き気や嘔吐が症状にある女性の診察では、常に妊娠の可能性を考慮する必要があります。妊娠時にはできる検査や治療方法に制限があり、ご本人が妊娠に気付かれていないことも考えて慎重に診察を行います。
病気が原因の場合は消化器疾患が要因の場合が考えられます。当院では内科機能を担いますが、専門的な消化器疾患の疑いがある場合は近隣提携施設と連携し対応に努めます。
ここでは、一般的に考えられやすい疾患のご紹介をお示しします。
など