泌尿器科の受診を
検討されている女性の方へ
泌尿器科の受診を検討されている女性の方へ|なりた泌尿器科・内科クリニック|流山市
泌尿器科の受診を検討
されている女性の方へ
⼥性は、妊娠・出産・加齢・⼥性ホルモンの減少やみだれ・便秘などが原因で泌尿器疾患や⾻盤底機能障害が起こります。当院では、泌尿器科への受診をためらってしまう⼥性の⽅にも少しでも気軽に受診いただけるクリニックづくりを⽬指しています。
⼥性の中には、泌尿器科は男性や年配層が多いイメージを持たれている⽅もいらっしゃるかもしれません。泌尿器疾患は、家族や友⼈などといった周囲の⽅の⽇常的な話題としてあがりにくいため「もしかしたら私だけ?」と⼀⼈で悩んでしまう傾向にあります。
⼥性に多い疾患には
このようなものが挙げられます
- 1位
膀胱炎40-50%
- 2位
神経因性膀胱
過活動膀胱・尿失禁など25-35% - 3位
尿路結石5%
- 4位
外陰部のトラブル3%
その他7%
⼥性の泌尿器疾患の中でほとんどを占めているものは「膀胱炎」「神経因性膀胱・過活動膀胱・尿失禁」です。実は膀胱炎は、「⼥性の3〜4⼈に1⼈は経験する」という⼤変ポピュラーな疾患です。
膀胱炎とは?
膀胱は、やわらかく伸縮性のある筋⾁と粘膜層でできたおしっこの貯蔵庫です。溜まった尿が⼀定の容量を超えると尿意を感じる仕組みとなっており、膀胱が収縮することでおしっこを体外に出すことができます。
膀胱炎とは、おしっこの出⼝(外尿道⼝)から⼊り込んだ細菌が尿の通り道(尿道)を通って膀胱で繁殖し、膀胱の内側の粘膜に炎症を起こす病気のことです。
膀胱炎は、ほとんどの場合、⼤腸菌をはじめとした⼤腸・直腸などに住んでいる腸内細菌が原因菌であることが多く、これらの細菌が尿道から侵⼊して、膀胱で増殖することによって起こります。
なぜ女性に多いの?
膀胱炎は圧倒的に⼥性が多いとされています。その理由のひとつが、男性と⼥性で尿道の⻑さが違うことが挙げられます。
膀胱炎の主な原因は、⼤腸菌などによる細菌感染です。細菌がおしっこの出⼝である尿道⼝から侵⼊すると、尿道を通って膀胱に到達し、膀胱内で細菌が増殖して膀胱表⾯の粘膜に炎症が起こることで発症します。尿道⼝から膀胱にいたるまでの尿道が、男性は約17〜20cmあるのに対し、⼥性では約3〜4cmしかありません。そのため、⼥性は男性に⽐べて尿道⼝から侵⼊した細菌が膀胱に到達しやすいのです。
また、⼥性は多くの細菌が常在する膣や肛⾨が尿道⼝と近く、排便や性⾏為などによって尿道⼝から細菌が侵⼊しやすいというのも、膀胱炎が⼥性に多い理由です。
⼥性の場合は、膀胱炎の原因となる病気がなく、単独で膀胱炎を発症することが⼤半です。膀胱炎は、適切な治療を⾏うことで、数⽇のうちに治癒します。たかが膀胱炎と思って放置すると命に関わることもあるため、気になる症状があれば早めに受診して、適切な治療を⾏なってください。
当院での膀胱炎の検査や治療
膀胱炎の検査は、「尿検査」「薬剤感受性検査」「⾎液検査」「エコー検査」などの検査で判断をいたします。いきなり陰部を⾒せたりといったことはありませんので安⼼して来院してください。
膀胱炎は抗⽣物質を服⽤することで治療が可能です。膀胱炎は再発を繰り返す場合が多くなっています。抗⽣物質を服⽤してすぐ症状が改善しても、膀胱内の細菌は残っている可能性があるため、医師に処⽅された⽇数分をしっかりと飲み切るようにしてください。
膀胱炎の市販薬は、漢⽅製剤や⽣薬成分を使⽤したものがほとんどです。そのため、医療機関で処⽅されるような抗菌薬や抗⽣物質などは販売されていません。また、医療⽤医薬品だけで使⽤される成分も多くあるため、症状の改善がみられない場合や頻繁に繰り返す場合は医師の診察を受ける必要があります。
お問い合わせはこちら
尿もれや失禁、
夜中のトイレの回数の多さで
お悩みありませんか?
⼥性の泌尿器疾患で膀胱炎の次に多いとされているのが、「神経因性膀胱・過活動膀胱・尿失禁」です。
これらの症状として、急に強い尿意が起こってトイレまで間に合わない「切迫性尿失禁」、くしゃみや咳などで膀胱が圧迫されて尿漏れを起こす「腹圧性尿失禁」、夜間になんどもトイレに起きてしまうなどが挙げられます。
⼥性は尿道が短く、妊娠・出産なども経験するため、尿もれや尿失禁を起こしやすい傾向があります。適切な治療で改善できますし、放置しているとQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下につながりますので、放置せずに早めにご相談ください。
神経因性膀胱・過活動膀胱・尿失禁は
全て尿トラブルにつながる疾患です
- 神経因性膀胱
-
膀胱の機能は尿をためること、だすことですが、そのどちらの機能にも脳、脊髄をはじめとした神経が関係しています。神経因性膀胱とは正確には排尿に関わる「神経」に原因があり「膀胱」の機能に問題がある疾患です。原因のわからない排尿障害を⼀般的に総称して「神経因性膀胱」と呼ぶこともあります。
- 過活動膀胱
-
尿が近くて、トイレにいきたくなると我慢できない、または、尿にいきたくなると漏れてしまう⽅はこの病気の可能性があります。年齢とともにからだの諸機能が低下していきますので、 過活動膀胱もやはり中⾼年者に多い状態の⼀つです。トイレに⾏く、尿意を感じるといった部分は、⽣活と密接に関わってきますので、この病気は周囲の⼈が考える以上に患者さん本⼈にとって⾟いものです。
- 尿失禁
-
尿をしたいと思わないのに尿が出てしまう状態です。下記の⼆つが代表的な尿失禁です。どちらか⼀つが当てはまる場合もありますが、両⽅が同時に存在する「混合性尿失禁」の場合もあります。
腹圧性尿失禁
咳やくしゃみなど腹圧がかかったときに尿がもれる。切迫性尿失禁
急に強い尿意がでてそれと同時もしくは尿意に引き続いて尿がもれる。
加齢により
尿トラブルは多くなる?
⼀般的に⼥性の尿トラブルの悩みは男性より多いとされています。
⼥性の尿道の⻑さは約3cmから4cm程度と短く、膀胱の出⼝から尿道の途中部分まである内括約筋と外括約筋によって排尿をコントロールしています。
⼥性は男性よりも尿道が短いことから膀胱炎や尿漏れなどを起こしやすく、40歳以上の⼥性の約40%以上が尿漏れを経験しているようです。
また、⾻盤底筋は膀胱や⼦宮を⽀えている筋⾁で、加齢によって機能が低下していきます。特に⼥性の場合、⾻盤底筋の衰えが頻尿の原因になります。
神経因性膀胱・過活動膀胱・尿失禁などの疾患やそれに伴う尿トラブルは、⾏動療法、薬物療法の2つが挙げられます。疾患により様々ですのでまずは悩まずにご相談ください。
当院での尿トラブルの検査や治療
尿トラブルの検査は、「尿検査」「⾎液検査」「内診」「尿もれのパッドテスト」などの検査で判断をいたします。内診では実際にお腹に⼒を⼊れていただき、「膀胱や尿道の動き」「⾻盤の臓器脱」の有無などを確認します。治療は、「⽣活指導」「膀胱訓練」「⾻盤底筋体操(訓練)」「お薬による治療」をいたします。
お問い合わせはこちら
恥ずかしがらずに受診を!
当院では、性別や年齢を問わず、プライバシーに配慮した診察を⾏っております。泌尿器科の疾患は早めにご相談いただければ、楽な治療で改善できるケースが多くなっています。受診を⾒送って悪化させてしまうと、⽣活にも⽀障が⽣じやすいため、お気軽にご相談ください。
実は、泌尿器科でのほとんどの検査・診断は、超⾳波検査や尿検査で対応できるため、お着替えや脱⾐(服を脱いだり)することはあまりありません。「恥ずかしさ」の少ない検査で診断できることが多いのです。
-
尿検査
(尿定性検査・尿沈渣検査)尿の成分や炎症・細菌感染の有無などを調べていきます。
-
⾎液検査※
からだの炎症反応や成分など、様々な診断に⽤います。
-
尿細胞診
がん:悪性腫瘍がないかを調べます。
-
超⾳波検査
(エコー検査)患者さまに負担が少ない超⾳波検査にて、膀胱など各臓器の状態を観察します。
-
膀胱内視鏡検査
当院では、痛みが限りなく少ないと⾔われている細く柔らかいカメラを採⽤しています。
-
尿流測定検査
便器に向かって排尿するだけで、尿の勢いなどを調べることができる機器を導⼊しています。
※血液検査の結果は即⽇案内が可能です。腫瘍マーカー、感染症検査など⼀部の特殊な項⽬に関しては後⽇結果報告となります。
当院では、患者さまが「恥ずかしくない」「通いやすい」「相談しやすい」といった環境を整えております。
初の⼥性泌尿器科
開業医
⼥性の泌尿器科専⾨医による診療
当院は、⼥性医師が在籍しております。
⼥性特有のお悩みや、はじめての泌尿器科への受診で「痛みの不安」「恥ずかしさ」などを感じる⽅へ寄り添い、話しやすく、治療に専念できる環境づくりに⼒を⼊れております。実は⼥性の泌尿器科専⾨医は、全体の医師の約0.06%(200名)程度です。⼥性の患者さまも多い泌尿器科疾患を抱える患者さまが、少しでも受診しやすい環境と診療体制を整えたいと思います。気になる症状があったら初めにかかる「かかりつけ医」としても機能しておりますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
プライバシーへ配慮した設計
当院では、【診察室・検査室・処置室】は個室空間となっております。また、案内は全て受付番号にてご案内いたします。プライバシーに配慮しながら、患者さまの「気になる」お悩みを、少しでも解決できるようスタッフ⼀同努めてまいります。
癒される空間
患者さまの待合時間を快適に・癒される空間となるよう医院づくりを⼼掛けております。待合室は、広く、開放的で明るい吹き抜け空間となっており、待合スペースの正⾯には⼤画⾯のモニターを備えております。
内科との連携
泌尿器科は、がんや尿路結⽯などに対し外科⼿術を⾏う⼀⽅で、排尿障害へのお薬の投薬、抗がん剤治療など内科的な側⾯でも診療を⾏う数少ない診療科⽬なのです。また、内科系疾患と密接に関わることからも、当院では内科と泌尿器科の両⾯からの診療アプローチが可能となっております。
WEB予約が可能
泌尿器科・内科の診療は、24時間WEB予約が可能です。ご⾃⾝のタイミングで予約操作ができます。お忙しい⽅や、お時間枠を事前に確認されたい⽅は、WEB予約より【時間帯予約】をお願いします。
院内での待ち時間が気になる⽅へもオススメです。